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コラム
協賛する音楽ライヴの評判・印象で企業イメージを向上させた成功事例
2025/09/29
音楽LIVE協賛の成功を後押しするのは、アーティストやイベントが持つ評判・印象です。自社の目指すイメージを「アーティストに対する来場者の気持ち」に乗せることができれば、爆発的な効果が期待できます。
ここでは、音楽ライヴイベントへの協賛を通じて企業イメージを向上させた成功事例と、評判・イメージを最大限に活用するための実践的な方法を解説します。
音楽ライヴイベントの評判・印象が重要だといえる理由

ライヴ協賛において、単に会場でロゴを掲示するだけでは十分な効果は得られません。協賛の成功を左右するのは、アーティストやイベントが持つ「評判」や「印象」をいかに自社のブランディングに活用できるかという点です。
アーティストが持つ好意的なイメージは、心理学で「ハロー効果」と呼ばれる現象によって協賛企業にも投影されます。たとえば、環境問題に積極的に取り組むアーティストを支援すれば、協賛企業も「社会意識の高い企業」として認識されやすくなります。
さらに重要なのは、ファンが「好きなアーティストを支援してくれる企業」に対して抱く好意的な感情です。音楽ファンにとって、お気に入りのアーティストは単なる娯楽の対象ではなく、価値観を共有する存在といえます。そのアーティストを応援する企業は、ファンから「同じ価値観を持つ仲間」として受け入れられ、従来の広告では得られない深い信頼関係を築くことができるでしょう。
アーティストやライヴイベントに対する支持を最大限活かした成功事例

アーティストやイベントが持つ好意的なイメージと評判は、心理学でいう「ハロー効果」により協賛企業へと自然に投影されます。ファンにとって、好きなアーティストを支援してくれる企業は「価値観を共有する仲間」として受け入れられ、従来の広告では得られない深い信頼関係を構築できます。ここでは、アーティストやイベントの評判・イメージを戦略的に活用し、企業ブランド価値の向上に成功した3つの事例をご紹介します。
事例1|Monster Energy × ONE OK ROCK グローバル・ブランド戦略
エナジードリンクブランドのMonster Energyは、日本発の世界的ロックバンドONE OK ROCKとの長期的なパートナーシップを構築し、グローバル市場でのブランドイメージ向上に成功しました。ONE OK ROCKが持つ「挑戦」「情熱」「世界への挑戦」というイメージと、Monster Energyの「限界を超えるエネルギー」というブランドコンセプトを完全に一致させることで、単なる協賛を超えた強固なブランド連携を実現しています。
事例2|日本ガイシ × スキマスイッチ「スキマフェス」地域貢献型協賛
日本ガイシ株式会社は、名古屋を拠点とする人気デュオ・スキマスイッチが主催する「スキマフェス」に協賛し、地域社会への貢献と企業イメージ向上を同時に実現しました。同社は愛知県を代表する企業として、地元アーティストが主催する音楽フェスを支援することで、「地域文化を大切にする企業」というブランドイメージを強化しています。
※参考:日本ガイシとオフィスオーガスタ「スキマスイッチ」の100%カーボンニュートラル公演を実現
協賛するライヴの評判やイメージを最大限活用するためのポイント

アーティストやイベントの評判・イメージを自社のブランディングに活かすには、戦略的なアプローチが欠かせません。協賛先の選定から具体的な協賛メニューの設計まで、一貫した方針を持つことで効果は大きく変わります。
アーティスト・イベント選定の4つの基準を知る
協賛先を選ぶ際には、知名度や人気度だけで判断してはいけません。自社のブランディング目標に合致した相手を見極めるため、以下の5つの基準を確認しましょう。
- アーティストの世界観・価値観
……アーティストが音楽活動を通じて発信しているメッセージや、ステージ上で表現している世界観が、自社のブランドイメージと調和しているかを慎重に見極める必要があります。
- ファン層の属性・価値観
……アーティストのファン層の年齢、性別、ライフスタイル、価値観などが、自社が訴求したい顧客層とどの程度一致しているかを確認してください。SNSでのファンの投稿内容や、過去のライヴイベントの来場者データなどを参考にすることで、より正確な判断ができます。
- 音楽ジャンルが持つ固有のイメージ
……たとえば、クラシック音楽には「格式・伝統・洗練」、ロックには「自由・反骨・エネルギー」、ジャズには「大人・知的・落ち着き」といった、ジャンルごとに固有のイメージが存在します。自社が印象付けたいブランドイメージと、そのジャンルが持つ特性が合致しているか検討してください。
- イベント規模・開催地域
……大規模な全国的フェスティバルは「メジャー感・影響力」を、地域密着型の小規模イベントは「親しみやすさ・地域貢献」といった異なる印象を与えます。自社のブランディング戦略に応じて、最適な規模と地域を選定しましょう。
協賛メニューの組み合わせで一体感を演出する
アーティストやイベントを選定したら、次は協賛メニューの戦略的な組み合わせです。複数のメニューを効果的に組み合わせることで、アーティストの評判とブランドの一体感を最大限に高められます。
アーティストや音楽ライヴのイメージに企業の目指す姿を乗せるうえで有効なのは「冠協賛」や「肖像権の利用」、そして「アーティストとの共同企画・コラボ商品開発」です。
◼︎冠協賛
……イベント名に企業名が入ることで、アーティストやイベントの持つ評判が直接的に企業ブランドと結びつきます。来場者だけでなく、メディア報道やSNS投稿でも企業名が繰り返し言及されるため、高い認知拡大効果が期待できるでしょう。
◼︎肖像権の利用
……協賛契約によってアーティストの肖像使用権を獲得できれば、ライヴ会場を超えた幅広いマーケティング活動が可能になります。とくに、アーティストと企業が一緒に映った写真や、協賛の様子を伝える映像は、「このアーティストが認めた企業」という強力な信頼の証となるでしょう。
◼︎肖像権の利用
……限定グッズの共同デザインや、アーティストの楽曲を使用した企業CMの制作など、アーティストと協働で価値を生み出すことで「単なる資金提供」を超えた関係性を演出できます。こうした取り組みは、ファンからも「本気でアーティストを応援している企業」として高く評価されるでしょう。
【目的別】音楽ライヴの評判やイメージを活用するための方法
企業が印象付けたいブランドイメージは、業種や戦略によって異なります。ここでは、代表的な4つのブランドイメージごとに、音楽LIVE協賛でどのようなアーティストやイベントを選び、どう活用すればよいか検討してみましょう。
「革新的・先進的」なブランドイメージを構築したい
テクノロジー企業やスタートアップなど、イノベーティブな企業イメージを打ち出したい場合は、実験的・先鋭的なアーティストや音楽ジャンルの選定が効果的です。
従来の音楽の枠組みを超えた表現に挑戦するアーティストや、新しいサウンドを追求する実験音楽系のアーティストを支援することで、「既成概念にとらわれない企業」という印象を自然に形成できます。
ほかにも、次のような協賛案があります。
◼︎テクノロジー活用に積極的なイベントへの協賛
……AR(拡張現実)やVR(仮想現実)など最新技術を取り入れたライヴイベントは、未来志向の企業姿勢を体現する絶好の機会です。来場者が最新テクノロジーを体験できるブースを出展すれば、製品の革新性とブランドの先進性を同時にアピールできるでしょう。
◼︎新進気鋭の若手アーティスト支援
……メジャーではないものの将来性のあるアーティストを早期から支援することで、「新しい才能を見出す目利き力」や「文化の最先端を行く企業」というイメージを獲得できます。そのアーティストが後に大成功を収めれば、「あの有名アーティストを初期から支援していた企業」として語り継がれることになるでしょう。
「信頼性・安心感」を高めたい
金融機関や保険会社、医療関連企業など、信頼性が重視される業種では、長年の実績を持つ老舗音楽フェスティバルへの継続協賛が効果的です。
数十年にわたって開催されているフェスティバルは、それ自体が「安定性」や「信頼」の象徴といえます。こうしたイベントを長期的に支援し続けることで、企業にも同様の信頼性が投影されるでしょう。
ほかにも、次のような協賛案があります。
■クラシック・ジャズなど格式あるジャンルのイベント選定
……クラシック音楽は「伝統」「格式」「洗練」といったイメージと強く結びついており、ジャズには「知的」「落ち着き」「大人の余裕」といった印象があります。これらのジャンルのコンサートやフェスティバルに協賛することで、企業の格調高さや堅実性を印象付けられます。
■地域に根ざした音楽祭への長期支援
……地元で長年愛されている音楽祭を継続的に支援することで、地域社会に根を張る信頼できる企業として認識されます。地元住民からの信頼は、採用活動や地域での事業展開においても大きなアドバンテージとなるでしょう。
■ファミリー層に人気のアーティスト・イベントとの親和性
……子供から高齢者まで幅広い年齢層が楽しめるイベントへの協賛は、「家族に優しい企業」「誰もが安心できる企業」というイメージを形成します。会場でのファミリー向けサービス提供などを組み合わせれば、さらに効果は高まります。
「親しみやすさ・カジュアルさ」を演出したい
地域密着型企業や消費財メーカーなど、親近感を重視する場合は、ポップス・ロック系の親しみやすいアーティストの選定が適しています。
多くの人が知っている楽曲を持つアーティストや、テレビ番組にも出演するような身近な存在のアーティストを支援することで、企業にも同様の親しみやすさが生まれます。
ほかにも、次のような協賛案があります。
■小規模会場でのアットホームなライヴへの協賛
……大規模フェスティバルとは対照的に、数百人規模のライヴハウスやホールでの公演は、アーティストと観客の距離が近く、温かみのある雰囲気が特徴となります。こうした会場での協賛は、「大企業ではなく、顧客一人ひとりを大切にする企業」という印象を与えるでしょう。
■地元出身アーティストとの協働
……地元で育ったアーティストを支援することで、「地元を愛する企業」「地域と共に歩む企業」としての親近感が高まります。アーティスト本人が地元愛を語る場面で企業名が言及されれば、地域住民からの好感度は大きく向上するはずです。
■来場者参加型イベントを展開するフェスの活用
……観客がステージに上がって一緒に歌ったり、ワークショップで楽器体験ができたりするようなイベントは、「参加」と「体験」を重視した親しみやすい雰囲気を持っています。こうしたイベントへの協賛は、企業と顧客の心理的距離を縮める絶好の機会となるでしょう。
「社会貢献・文化支援」企業としてのイメージを確立したい
CSR活動やESG経営を重視する企業にとって、若手アーティスト育成プログラムへの協賛は理想的な選択肢です。
新人アーティストの発掘・支援や、音楽教育プログラムへの資金提供は、「文化の未来を育てる企業」として高く評価されます。支援したアーティストが成長した後も、企業への感謝と共に語り継がれることになるでしょう。
ほかにも、次のような協賛案があります。
■チャリティーコンサート・社会課題解決型音楽イベントの選定
……収益の一部が寄付されるコンサートや、特定の社会課題への意識喚起を目的としたイベントへの協賛は、企業の社会的責任を具体的な行動で示す機会となります。音楽を通じた社会貢献という文脈は、多くの人々の共感を得やすいのが特徴です。
■地域文化振興・伝統音楽保存活動への支援
……地元の伝統芸能や民謡の保存活動、地域の音楽文化を次世代に継承する取り組みなどを支援することで、「利益だけでなく文化的価値も大切にする企業」という印象を獲得できます。こうした活動は、地域社会からの尊敬と信頼を築く基盤となるでしょう。
■SDGs・ESG経営と連動した音楽文化支援
……音楽イベントでの環境配慮の取り組み(脱プラスチック、カーボンオフセットなど)を共に推進したり、ジェンダー平等を掲げるアーティストを支援したりすることで、企業のSDGs達成への本気度を示せます。投資家や取引先に対しても、ESG経営の実践例として説得力のあるアピールとなるはずです。
まとめ|ライヴイベントに対する「ファンの支持」で企業イメージを向上させよう
音楽LIVE協賛では、アーティストやイベントが持つ評判・印象を戦略的に活用しましょう。単なる会場での露出ではなく、自社のブランディング目標に合致したアーティストを選定し、適切な協賛メニューを組み合わせることで、ファンの好意的な感情を企業ブランドへと転移させることができます。
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