資料請求 無料相談

COLUMN

コラム

ライヴ協賛の費用相場はどのくらい?目的別・企業規模別の予算設計のやり方

2025/07/15

ライヴ協賛は、企業が音楽イベントとコラボレーションすることで認知度向上やリード獲得、採用強化などを実現できる効果的なマーケティング手法です。しかし「どのくらいの予算が必要なのか」「自社の規模や目的に合った協賛プランはどれか」といった疑問から、第一歩を踏み出せない担当者も少なくありません。

ここでは、ライヴ協賛の予算設計をリード獲得・認知度向上・採用強化・CSR活動といった目的別に解説し、企業規模別の費用相場を紹介します。

アーティストライヴ協賛活動費の基本|予算相場と費用内訳

ライヴ協賛の費用は、イベントの規模やアーティストの知名度、提供される協賛メニューの内容によって大きく異なります。初めて協賛を検討する企業にとって「いくら用意すればいいのか」は最大の関心事です。

ここでは、実際の市場相場を規模別に解説し、スポンサーシップマーケティングにかかる費用の全体像を明らかにしていきます。

ライヴ協賛活動費の相場はどのくらい?

ライヴ協賛の費用相場は、会場のキャパシティやアーティストの人気度、イベントの性質によって幅広く設定されています。地域の小規模イベントであれば数十万円から参加可能ですが、全国規模のフェスや人気アーティストのツアーになると数千万円から数億円まで跳ね上がります。ここでは企業規模や目的に応じて選択しやすいよう、3つの価格帯に分けて具体的な相場感をご紹介します。

小規模地域LIVEの協賛費用相場(50万円〜200万円)

地域密着型のLIVEイベントや小規模会場での公演は、キャパシティ500名以下の規模が一般的で、協賛費用は50万円から200万円程度が相場となっています。この価格帯では、会場内外へのロゴ掲載やチラシ・ポスターへの企業名表示といった基本的な露出メニューが提供されます。会場内にブースを設置し、自社製品のサンプリングやアンケート回収を行うことも可能です。

ターゲット層は地域住民や特定のコミュニティが中心となるため、地元での認知度向上や地域貢献活動の一環として取り組みたい企業に適しています。地域の音楽ファンとの接点を作ることで、企業の親しみやすさや信頼感を醸成できる点が大きな魅力です。小規模だからこそ、来場者一人ひとりと丁寧にコミュニケーションを取れるメリットもあります。

中規模LIVE・フェスの協賛費用相場(200万円〜1,000万円)

都市部のホールや中規模野外会場で開催されるLIVEイベント、キャパシティ1,000名から5,000名規模のフェスでは、協賛費用は200万円から1,000万円程度が目安になります。この価格帯になると、協賛メニューのバリエーションが大幅に広がり、会場内CM放映権やSNS公式アカウントでの露出、ステージ周辺のバナー掲出、来場者向けサンプリング実施権などが含まれるようになります。

広域エリアからの集客が見込めるため、認知拡大とリード獲得の両方を狙う企業にとって投資対効果の高い選択肢です。イベントの模様がメディアやSNSで拡散されることも多く、協賛企業としての露出機会が格段に増えます。中堅企業が本格的にライヴ協賛を始める際に選ばれることが多い価格帯でもあります。

大規模フェス・全国ツアーの協賛費用相場(1,000万円〜数億円)

大型音楽フェスや全国アリーナツアー、スタジアム公演といった大規模イベントでは、協賛費用は1,000万円から数億円にまで及びます。この規模になると、冠スポンサーシップ(イベント名に企業名を冠する権利)や独占カテゴリー権(特定業種の協賛を独占できる権利)といったプレミアムな協賛メニューが用意されます。

全国規模でのブランド認知向上やメディア露出効果が期待でき、テレビやWebメディアでの報道価値も高まります。数万人規模の動員があるイベントでは、企業ロゴやブースが映り込む機会も多く、広告換算価値は協賛費用を大きく上回ることも珍しくありません。大手企業が自社ブランドの存在感を示し、競合他社との差別化を図るための戦略的投資として活用されています。

スポンサーシップマーケティング全体の費用内訳

ライヴ協賛にかかる費用は、単なる協賛金だけではありません。スポンサーシップマーケティング全体では、複数の費用項目が組み合わさって構成されています。

権利料

協賛活動費の基本となるのは権利料です。これには、イベント名義やロゴ使用権、冠スポンサー権、排他的カテゴリー権(同業他社を排除する権利)などが含まれます。権利料は協賛契約の中核をなすもので、企業がイベントと公式に結びつく証となります。

アクティベーションコスト

次に重要なのがアクティベーションコストです。アクティベーションとは、取得した権利を実際に活用するための追加施策を指します。会場内ブースの設営費用、サンプリング用商品の製造・配送費、イベント当日の運営スタッフ人件費などがこれに該当します。実は、グローバルな市場では権利料1に対してアクティベーションコストは平均で2.2倍かかるというデータもあり、権利を取得しただけでは効果が生まれないことを示しています。

広告生産費

さらに、協賛効果を高めるための広告制作費も見逃せません。会場で放映するCM素材の制作費、協賛を告知するデジタル広告の展開費用、SNSキャンペーンの企画・運用費などが含まれます。協賛をきっかけに企業の認知度を高めるためには、広告やPR活動との連動が不可欠です。

効果測定・分析費用

加えて、協賛の成果を可視化するための効果測定・分析費用も重要な項目です。来場者アンケート調査の実施費用、SNS分析ツールの利用料、効果検証レポートの作成費用などがこれに当たります。社内稟議や次回の協賛継続判断のためにも、定量的なデータに基づいた効果測定は欠かせません。

【目的別】ライヴ協賛活動費の予算設計

ライヴ協賛の予算を設計する際には、企業が達成したい目的を明確にすることが最も重要です。リード獲得、認知度向上、採用強化、CSR活動など、目的によって選ぶべき協賛メニューや費用配分は大きく異なります。ここでは、目的別に最適な予算の立て方と実践的なポイントを解説します。

リード獲得のため協賛する場合

リード獲得のための協賛で重要なのは、CPA(顧客獲得単価)の目標値から逆算して予算設定することです。たとえば、目標CPAが5,000円で500件のリード獲得を目指す場合、協賛費用全体で250万円が上限となります。この枠内で協賛メニューを組み立て、さらにアクティベーションコストも加味した総合的な予算設計が求められます。

リード獲得を狙いとするときの効果的な協賛メニューとしては、ブース出展やサンプリングなどがあります。この場合には、協賛金のほかに、人件費、サンプルの制作費、協賛メニューと連動させるSNSやWebの制作・運用費用も予算に含めなくてはなりません。

ここで、ブース出展とサンプリングを組み合わせる場合の予算の例を紹介します。

ブース出展の協賛金:80万円サンプリングの協賛金:50万円 サンプル配布時の人件費:5万円(2名配置×1日の場合) 会場内アンケート実施費用:10万円 SNS運用費用:20万円 LP制作費用:35万円総額:200万円※

※リード獲得数目標400件の場合、CPA=5,000円となる

認知度アップのため協賛する場合

認知度向上を目指す協賛では、できるだけ多くの人の目に触れる露出機会を確保することが最優先です。予算設計の基準となるのが、広告換算価値から見た協賛費用の妥当性評価になります。たとえば、協賛費用500万円に対して、会場内CM放映、SNS公式アカウント投稿、メディア露出などを合算した広告換算価値が1,500万円以上であれば、費用対効果は十分に見込めると判断できます。

リーチ数・インプレッション数を最大化するメニュー構成としては、会場内の大型ビジョンでのCM放映、ステージ周辺バナー掲出、公式SNSでの投稿露出などが効果的です。さらに、イベント主催者が発行するプレスリリースやメディア向け資料に協賛企業として掲載されることで、メディア露出量が増え、PR価値も高まります。

ここで、認知度向上を目的とした協賛の予算例を紹介します。

会場内CM放映権(30秒×10回):150万円ステージ周辺バナー掲出(メインステージ横):100万円 公式SNS投稿露出(5回):50万円 プレスリリース掲載:協賛メニューに含む ブランド認知調査費用:50万円広告素材制作費:30万円 総額:380万円※

※想定リーチ数20,000人、広告換算価値1,200万円の場合

採用機会の拡大のため協賛する場合

採用を目的とした協賛では、採用単価を基準に予算設計を行います。協賛メニューの中心となるのは、採用ブース設置、会場内での採用PR動画放映、採用パンフレットやノベルティ配布などです。

採用ブースでは、企業の雰囲気を体感できる工夫や、カジュアルな会話を通じて若手社員と来場者が交流できる場づくりが効果を高めます。会場内インタビューや写真撮影ブースを設置し、SNS投稿を促すことで、イベント終了後も認知が広がるしくみを作ることが可能です。

ここで、採用強化を目的とした協賛の予算例を紹介します。

採用ブース設置:80万円会場内採用PR動画放映(15秒×8回):50万円 採用パンフレット・ノベルティ制作配布費:30万円 ブース運営スタッフ人件費(若手社員3名):8万円 採用LP制作費:40万円アクセス解析ツール導入費:5万円 総額:213万円※

※エントリー目標30名の場合、採用単価(最終採用5名想定)=約43万円

CSR活動・地域貢献活動のため協賛する場合

CSR目的でライヴ協賛を行う場合、予算の考え方は利益還元型と社会貢献型に分けられます。利益還元型は、地域での売上の一部を還元する形で協賛するもので、企業のステークホルダーへの説明がしやすい点が特徴です。社会貢献型は、売上とは直接関係なく地域文化の振興や若者支援を目的とするもので、長期的な企業価値向上を狙います。

地域密着イベント支援と企業イメージ向上のバランスを取るためには、協賛先イベントの地域での評価や歴史、主催者の信頼性を事前に確認することが重要です。協賛費用は50万円から300万円程度が一般的で、冠スポンサーとして名義を冠する場合には500万円以上となることもあります。

ここで、CSR・地域貢献を目的とした協賛の予算例を紹介します。

協賛金(地域密着型イベント):150万円地域住民向けチケット提供(100枚):30万円 会場内ロゴ掲出・MC告知:協賛メニューに含む 地域メディアへのPR活動費:20万円 効果測定調査費用(第三者機関):50万円社内報・IR資料作成費:10万円 総額:260万円※

※ESG評価向上、地域住民好感度調査での数値改善を目標とする

【企業規模別】ライヴ協賛活動費の費用相場

企業規模によって、確保できる予算や協賛に求める成果は大きく異なります。ここでは、企業規模を3つに分け、費用相場と協賛のポイントを紹介します。

地域密着型・小規模企業の場合

地域密着型や小規模企業が確保できる協賛予算は、50万円から200万円程度が一般的です。この規模では、地元で開催される小規模LIVEイベントや地域フェスへの協賛が現実的な選択肢となります。

地元イベントへの協賛は、大規模イベントに比べて1人あたりの接触コストが低く抑えられる点が魅力です。来場者が地域住民中心となるため、店舗への来店促進や口コミ拡散にもつながりやすく、投資対効果が見えやすいメリットがあります。地元の音楽ファンとの距離が近く、企業の顔が見える形での関係構築が可能です。

比較的規模の小さい企業が選択する協賛メニューは「ロゴ露出」と「ブース出展」となるでしょう。ロゴ露出は比較的低コストで認知度向上が狙えますが、直接的な顧客接点は生まれません。一方、ブース出展は設営費やスタッフ配置にコストがかかるものの、来場者と直接対話でき、商品サンプリングやアンケート回収などの施策が実行できます。

中堅・中小企業の場合

中堅・中小企業の協賛予算レンジは200万円から1,000万円程度となり、協賛費用の7割は権利料とアクティベーションコスト・残り3割は効果測定と改善施策に配分するバランスとなるのが一般的です。この規模では、都市部のホールやライヴハウス、中規模フェスへの協賛が視野に入り、広域エリアでの認知拡大とリード獲得を両方とも狙えます。

予算設計では、単に大規模イベントに1回協賛するのではなく、複数回の協賛実施を前提としたPDCAサイクルの構築が大切です。初回協賛で得たデータや反応をもとに、次回の協賛内容や予算配分を最適化していくことで、回を重ねるごとに費用対効果を高められます。

中堅企業における協賛活動の段階的拡大戦略として、まずは地元や事業エリア内の中規模イベントから始め、成功体験を積んだ上で、より広域なイベントや複数イベントへの同時協賛へとステップアップしていく方法が効果的です。最初から大きな予算を投じるのではなく、小さく始めて検証し、成功パターンを確立してから規模を拡大することで、リスクを最小化しながら協賛活動を成長させられます。

大手企業の場合

大手企業が確保する協賛予算は1,000万円以上、場合によっては数億円規模にまで及びます。この規模では、冠スポンサーや独占カテゴリー権の獲得が現実的な選択肢となり、市場における優位性を確保する戦略的投資として協賛が位置づけられます。

全国展開や複数イベントへの同時協賛によるスケールメリットも大手企業ならではの強みです。全国各地で開催される音楽フェスやツアーに横断的に協賛することで、単価交渉がしやすくなり、トータルコストを抑えながら全国規模での認知拡大を実現できます。

ライヴ協賛の費用最小化&効果最大化を狙うには

ライヴ協賛の予算設計では、目的を明確にし、企業規模に応じた現実的な投資計画を立てることが成功の鍵です。協賛金だけでなく、アクティベーションコストや効果測定費用まで含めた総合的な予算を組み、CPA(顧客獲得単価)や広告換算価値といった定量指標で費用対効果を評価しましょう。

LIYYELLでは、企業の目的や予算規模に応じた最適なライヴ協賛プランをご提案しています。協賛費用の見積もりから、協賛メニューの選定、効果測定の設計まで、ワンストップでサポートいたします。「予算内で最大の効果を得たい」「社内稟議を通すための資料作成を手伝ってほしい」といったご要望にも、豊富な実績をもとに丁寧に対応いたします。

ライヴPRノウハウ一覧