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コラム

限定グッズを活用した音楽LIVE協賛の成功事例|ファンの熱量をブランド価値に変える方法

2026/02/27

音楽ライヴに協賛しても、イベントが終われば効果も終わってしまう──そんな悩みを抱えるマーケティング担当者は少なくありません。看板広告やCM放映は会場内での一時的な露出にとどまり、継続的なブランド想起につながりにくいのが現実です。しかし、限定グッズを戦略的に活用すれば、この課題を解決できます。

ここでは、限定グッズを活用した協賛の仕組み、メリット、具体的な成功事例、そして実践ステップまでを徹底解説します。

 

LIVEマーケティングでグッズ協賛に注目すべき理由

音楽ライヴの協賛において、限定グッズを活用したブランディングが新たなマーケティング戦略として注目を集めています。従来の広告手法では一時的な露出で終わってしまうのに対し、ファンに愛用されるグッズは会場を離れた後も長期的にブランドを露出し続ける点が大きな特徴です。

 

推し活市場・ライヴグッズ市場の今

矢野総合研究所の調査によると、いわゆる「推し活」の市場は2024年までの5年間にわたり堅調に成長しています。とくに音楽ライヴとの親和性が高いアイドル分野の市場は、前年比3%から10%と堅調に成長しています。

この成長の背景には、消費のあり方が「所有」から「体験」へと移り変わっていることがあります。ライヴ会場で購入した限定グッズは、単なる記念品ではなく「推しとの体験を証明する特別なアイテム」として認識されるようになりつつあります。ファンはグッズを通じてアーティストとの絆を実感し、その熱量をSNSや日常生活の中で表現します。

こうした背景から、企業がライヴ協賛でオリジナルグッズを展開する意義は大きく高まっています。熱量の高いファンコミュニティに向けてブランドメッセージを届け、長期的な接点を生み出せるのが、グッズ協賛の最大の強みです。

※参考:「オタク」市場に関する調査を実施(2025年)/矢野総合研究所

 

限定グッズが継続的な協賛効果を生むしくみ

限定グッズが継続的な協賛効果を生み出すしくみは、大きく3つの段階に分かれます。

①ライヴ会場での初回購入時
会場限定や数量限定といった希少性が付与されたグッズは、ファンにとって「今しか手に入らない価値」を持ちます。企業ロゴやブランドメッセージが刻まれたこれらのグッズは、購入の瞬間から強い記憶として残ります。

②ファンによる日常的な使用とSNS投稿
ライヴTシャツやタオル、うちわなどは、次回のライヴや日常生活で繰り返し使用されます。その度に企業ロゴが周囲の人々の目に触れ、継続的なブランド露出が発生します。さらにファンがSNSに投稿する際、グッズと共に企業ブランドも写り込み、UGC(ユーザー生成コンテンツ)として拡散されます。

③ファンコミュニティ内での口コミ拡散
限定グッズを入手したファンが仲間に情報を共有し、「あのコラボグッズ、持ってる?」という会話がオフライン・オンラインの両方で生まれます。この自然な口コミの連鎖が、広告費をかけずにブランド認知を広げていきます。このように、限定グッズを活用した協賛は、一度の投資で会場内・SNS・コミュニティという3つの接点を生み出し、長期的かつ多層的なブランド想起を実現します。

 

音楽LIVE協賛でグッズを活用するメリット

グッズ協賛を取り入れることで、企業は複数のマーケティング効果を同時に獲得できます。一過性のイベント協賛とは異なり、ファンに愛用されるグッズは時間とともにブランド露出の機会を積み重ねていきます。

ここでは、限定グッズを活用した音楽LIVE協賛がもたらす3つの主要なメリットを解説します。

 

長期・継続的なロゴ露出が可能になる

ファンに愛用されるグッズは、イベント終了後も長期にわたってブランドロゴを露出し続けます。通常の広告枠では掲出期間が限定されますが、ファンが日常的に使用するTシャツやタオル、バッグなどのグッズは、何年にもわたって繰り返し使われる特性があります。

とくに音楽ファンは、ライヴの思い出が詰まったグッズを大切に保管し、次回のライヴや音楽イベントで着用する傾向が強いです。会場で同じアーティストのファンが集まる場では、過去のツアーグッズを身につけることが一種のコミュニケーション手段となります。その際、グッズに印刷された企業ロゴも自然に目に入り、ブランド認知が継続的に積み重なっていきます。

 

製品の特徴や企業独自の技術が広く認知される

グッズそのものに企業の製品技術や特徴を組み込むことで、体験を通じた深い認知獲得が可能になります。単なるロゴ掲載にとどまらず、企業の強みを実際に体感してもらえる点が、グッズ協賛の大きな利点です。

たとえば、スポーツ用品メーカーがライヴTシャツに速乾性素材を採用すれば、夏フェスの暑い環境下でその機能性をファンが実感できます。飲料メーカーがオリジナルボトルを配布すれば、製品の使いやすさや品質を直接伝えられます。化粧品メーカーがサンプルキットを限定パッケージで提供すれば、製品の効果を試してもらいながらブランド親和性を高められます。

このような体験型の協賛は、ファンの記憶に強く残り、購買行動につながりやすい特徴があります。「あのライヴで使ったアイテム」という感情的な紐付きが、長期的なブランドロイヤルティの形成につながります。

 

話題性を高め、来場者の注目を集められる

コレクター性の高い限定グッズは、ライヴ開催前からSNS上で話題を生み出す力があります。ファンは事前にグッズ情報をチェックし、「この企業とコラボした限定アイテムが出る」という情報を拡散します。この段階で既に企業ブランドの認知が広がり始めます。

会場では、希少性の高いグッズを求めて物販ブースに行列ができることも珍しくありません。人気アーティストとのコラボグッズや数量限定品は、開演前から完売するケースも多く、「手に入れられなかった」という声がSNSで拡散されることで、さらに話題性が高まります。

ライヴ終了後も、グッズを入手したファンがSNSに写真を投稿し、「○○社のコラボグッズをゲットできた」といった投稿が相次ぎます。このUGCの連鎖により、企業ブランドは自然な形で拡散され、広告費をかけずに認知が広がります。

 

音楽LIVEで配布するグッズの価値を最大化するには

では、ファンの心に刺さりません。希少性の演出、デザインの工夫、販売方法の設計という3つの要素を組み合わせることで、ファンが「手に入れたい」「保管したい」「自慢したい」と思えるグッズを生み出せます。

 

希少性を生む「会場限定グッズ」とする

グッズの価値を高める最も効果的な方法は、会場限定という希少性を付与することです。「この場所、この日にしか手に入らない」という限定性は、ファンの購買意欲を大きく刺激します。

会場限定グッズには複数のパターンがあります。特定の公演でのみ販売されるツアー限定品、会場の地域性を反映したご当地コラボグッズ、初日や千秋楽などの特別な日限定のアイテムなどです。例えば、東京公演では東京タワーのイラストを入れたTシャツ、大阪公演では大阪城をモチーフにしたタオルといった地域限定デザインは、コレクション性が高まりファンの間で話題を呼びます。さらに、企業協賛の場合は「○○社 presents 限定グッズ」という形で企業名を冠した会場限定品とすることで、希少性とブランド露出を同時に実現できます。

 

アーティストロゴと企業ロゴを両方表記する

価値の高いグッズを実現するには、アーティストロゴと企業ロゴを効果的に組み合わせたデザインが重要です。ファンはアーティストグッズとしての価値を求めますが、デザイン性が高ければ企業ロゴの存在も自然に受け入れられます。

ドイメージを尊重しながら、企業ロゴを違和感なく配置する必要があります。例えば、Tシャツの前面にアーティストのメインビジュアルを配し、背面や袖に企業ロゴを入れるレイアウトは、ファンにとって着用しやすく、企業にとっても露出効果が高い設計です。

デザインの質が高いグッズは、ファンが日常的に使用する可能性が高まります。結果として、街中やSNSでの露出機会が増え、長期的なブランド認知につながります。

 

事前決済・数量限定販売などで価値を演出する

販売方法の工夫は、グッズの価値認識を大きく左右します。事前決済や数量限定販売といった手法を取り入れることで、希少性を演出しファンの熱量を高められます。

事前決済方式では、ライヴのチケット購入時や公演前にオンラインでグッズを予約・決済し、当日会場で受け取るしくみです。事前に販売数を把握できるため、企業側は在庫リスクを抑えられます。ファンにとっても、会場で売り切れる心配がなく確実に入手できる安心感があります。さらに「事前予約限定」という付加価値が特別感を演出し、ブランドへの好感度向上につながります。

数量限定販売は、より直接的に希少性を演出する手法です。「先着300名限定」「1日100個限定」といった明確な数量制限を設けることで、ファンの購買意欲を刺激します。入手困難なアイテムであることが話題を呼び、SNSでの拡散を加速させます。

 

提供するグッズの価値で音楽LIVE協賛を成功させた事例

理論だけでなく、実際の成功事例を知ることで、ファンにとってのグッズ価値を活用した協賛戦略の具体的なイメージが掴めます。ここでは、異なる業界・異なるアプローチで成果を上げた3つの企業事例を紹介します。

 

事例1|ビームス × FUJI ROCK FESTIVAL

セレクトショップ大手「ビームス(BEAMS)」は、2024年の「FUJI ROCK FESTIVAL’24」においてオフィシャルTシャツの制作・販売を担当し、ファッション感度の高い音楽ファン層へのブランド浸透に成功しました。

み、それぞれが独自デザインのTシャツを制作したことです。参加ブランド・アーティストは、オランダ・アムステルダムを拠点に活動するアーティストや、アパレルブランド「ローチ(RWCHE)」、グラフィックデザインを手掛ける「ザワンダフルデザインワークス(The Wonderful! Design works.)」など多彩なラインナップとなりました。

複数ブランド・アーティストとのコラボレーションにより、それぞれのファン層が重なり合い、ビームスのブランド認知が多様な顧客セグメントに拡散しました。フジロックという日本最大級のフェスのオフィシャルTシャツという権威性は、ファンにとって魅力的です。ビームスは、音楽フェス協賛を通じて「音楽文化を支援するファッションブランド」としてのイメージを強化し、若年層への訴求力を高めました。

※参考:FUJI ROCK FESTIVAL’25 × BEAMS オフィシャルTシャツ予約受付がスタート(ビームス公式サイト)

事例2|コカ・コーラ × XG・VERDY

Cola X Fes 2025」において、アートディレクターVERDYデザインのコラボTシャツや、ガールズグループXGのオリジナルコラボグッズをプレゼントキャンペーンの景品として活用しました。

この戦略の優れている点は、①フェス限定グッズに「入手困難性」という価値を付与、②ポイント制により複数回の購買を促進、③VERDYやXGといった人気クリエイター・アーティストとのコラボで話題性を創出、④Xでのハッシュタグ投稿キャンペーンと連動させ、SNSでの二次拡散を狙う、という4つの要素を組み合わせたことです。

コカ・コーラは、フェス協賛とグッズ展開を通じて、若年層への継続的なブランド接触を実現し、「音楽文化を支援する飲料ブランド」としての認知を拡大しました。

※参考:10月開催の「コカ・コーラ限定ライヴ」 が進化「Coca-Cola X Fes 2025」開催(PR TIMES)

事例3|ファミリーマート × FUJI ROCK

株式会社ファミリーマートは、「FUJI ROCK FESTIVAL」のオフィシャルサポーターとして、2023年から継続的にコラボレーション商品を展開しています。2024年は「コンビニエンスウェア」ブランドとフジロックのコラボ商品3種類を発売しました。

ファミリーマートの成功要因は、①全国のファミリーマート店舗で購入可能という圧倒的なアクセシビリティ、②前年(2023年)からの継続コラボにより「フジロック×ファミマ」の定着化、③実用性の高いアイテム選定により日常的な着用・使用を促進、④フジロックという権威性の高いフェスとの組み合わせによるブランド価値向上、という4つの要素です。

前年の2023年版コラボ商品は「多くのお客さまにご好評いただいた」との実績があり、2024年も継続展開されたことから、リピート購入や収集欲を刺激する効果も生まれています。継続的なコラボレーションは、単発の協賛とは異なり、「毎年チェックする定番商品」としての地位を確立し、長期的なブランドロイヤルティ形成に貢献します。

 

リハ見学からアフターまでのタイムテーブルを検討する

リハーサル立ち会いの所要時間は30分から1時間程度が目安です。リハーサルの進行状況によって時間が前後する可能性があるため、招待する相手には余裕を持ったスケジュールを伝えておくことが大切です。

※参考:「コンビニエンスウェア」×「FUJI ROCK FESTIVAL ’24」
今年もコラボ決定!フェスコーデにぴったり!
フジロックとコラボしたラインソックスとタオルを7月9日(火)発売(ファミリーマート)

 

グッズ配布の費用対効果を最大化する予算配分の考え方

音楽LIVE協賛でグッズ配布を実施する際、限られた予算をどう配分するかが成功の鍵を握ります。協賛メニューの選定、グッズの制作数量、デザインの質など、複数の要素に予算を振り分ける必要があります。費用対効果を最大化するには、自社の目的に応じた優先順位を明確にし、投資効率の高い選択を行うことが重要です。

ここでは、予算規模に応じた戦略的な配分方法を解説します。

 

協賛メニュー費用とグッズ制作費のバランス

音楽LIVE協賛の予算は、大きく「協賛メニュー費用」と「グッズ制作費」の2つに分かれます。協賛メニュー費用とは、冠協賛やブース出展、会場内広告枠など、主催者やアーティスト側に支払う権利料のことです。一方、グッズ制作費は、配布するアイテムのデザイン・製造・配送にかかるコストを指します。

この2つの費用配分は、協賛の目的によって変わります。ブランド認知を最優先するなら、協賛メニュー費用を手厚くし、会場内の複数箇所でロゴ露出を確保する戦略が有効です。逆に、製品体験や長期的なブランド想起を重視するなら、グッズ制作費に予算を多く割き、高品質なアイテムを配布する方が効果的です。

一般的な目安として、総予算の50%から60%を協賛メニュー費用、40%から50%をグッズ制作費に配分するバランスが推奨されます。例えば、予算500万円の場合、協賛メニューに300万円、グッズ制作に200万円を充てる配分です。ただし、規模の小さいライヴや地域イベントでは、協賛メニュー費用が比較的安価なため、グッズ制作により多くの予算を振り向けることも可能です。

重要なのは、協賛メニューとグッズの相乗効果を狙うことです。会場内のバナーやブース出展で認知を獲得し、そこで配布するグッズによって記憶を定着させる。この二段構えの設計により、限られた予算でも高い費用対効果を実現できます。

 

中小企業でも実施可能な予算規模別の戦略

◼︎予算100万円~300万円の場合
……地域密着型のライヴや小規模ツアーへの協賛が現実的です。協賛メニューは会場内バナー掲載やパンフレット広告など、比較的安価な枠を選びます。グッズはオリジナルステッカーやうちわ、缶バッジなど、単価が低く大量配布可能なアイテムを選定します。全来場者への配布を目指すことで、リーチ数を最大化できます。

◼︎予算300万円~1,000万円の場合
……中規模フェスティバルへの協賛や、人気アーティストの地方公演への参画が可能です。協賛メニューは冠協賛やブース出展を検討し、グッズはTシャツやタオルなど実用性の高いアイテムを用意します。数量限定で配布することで希少性を演出しましょう。

◼︎予算1,000万円以上の場合
……大型フェスティバルへの冠協賛や、全国ツアーへの包括的な協賛が視野に入ります。複数の協賛メニューを組み合わせ、会場内の様々な接点でブランド露出を図れます。グッズは高品質なアイテムを複数種類用意し、ファンが選べる楽しさを提供することで、満足度とSNS拡散を促進できます。

中小企業が成功するポイントは、背伸びせず自社の予算に見合った規模のライヴを選ぶことです。小規模でもファンとの距離が近いライヴを選べば、深い印象を残せます。

 

ROI・ROASを高めるための投資のポイント

グッズ配布によるライヴ協賛効果を最大化するには、投資する要素の優先順位を明確にする必要があります。ROI(投資収益率)やROAS(広告費用対効果)を高めるために、とくに注力すべきポイントを3つ紹介します。

第一に、グッズのデザイン品質への投資です。安価なグッズを大量配布するより、デザイン性の高いアイテムを適量配布する方が、長期的な効果は高まります。ファンが「使いたい」「SNSに投稿したい」と思えるデザインは、二次拡散を促進し、広告費をかけずに認知を広げます。プロのデザイナーを起用し、アーティストの世界観と企業ブランドを融合させたクリエイティブに予算を割くことは、高いリターンをもたらします。

第二に、SNS連動施策への投資です。グッズ配布だけで終わらせず、ハッシュタグキャンペーンや投稿キャンペーンと組み合わせることで、UGCの創出を加速できます。例えば、「グッズを着用した写真を指定ハッシュタグで投稿すると抽選でプレゼント」という施策を実施すれば、参加者自身がブランドを拡散してくれます。この仕組みづくりに予算を配分することで、費用対効果は大幅に向上します。

第三に、効果測定と改善のための投資です。協賛後にSNS上の言及数、ハッシュタグ投稿数、ブランド検索数の変化を測定し、次回の改善に活かす体制を整えることが重要です。外部ツールやコンサルタントを活用してでも、データに基づいた意思決定を行うことで、PDCAサイクルが回り、投資効率は継続的に改善されます。

これらの投資ポイントを押さえることで、限られた予算でも高いROIとROASを実現し、協賛の成功確率を大きく高められます。

 

グッズ配布による音楽LIVE協賛を成功させるための実践ステップ

グッズ配布を伴うライヴ協賛を成功させるには、計画的なステップを踏むことが不可欠です。自社の目的を明確にし、適切なアーティストやイベントを選定し、戦略的にグッズを設計する……とのように順序立てて取り組みましょう。

 

自社の協賛目的とKPIを明確化する

ライヴ協賛を始める前に、まず「何のために協賛するのか」という目的を明確にする必要があります。目的が曖昧なまま進めると、適切な協賛メニューやグッズの選定ができず、効果測定もできません。

代表的な協賛目的には、ブランド認知度の向上、特定ターゲット層へのリーチ、製品サンプリングによる試用促進、企業イメージの刷新、採用ブランディングなどがあります。自社が最も重視する目的を1つから2つ程度に絞り込むことが重要です。複数の目的を同時に追うと、メッセージが分散し効果が薄まります。

目的が定まったら、それを測定可能なKPIに落とし込みましょう。ブランド認知を目的とするなら、SNSでのブランド言及数、ハッシュタグ投稿数、ウェブサイトへの流入数などが指標となります。製品体験を目的とするなら、グッズ配布数、サンプル使用後のアンケート回答数、購買転換率などを設定します。

 

アーティスト・イベントを選定する

協賛の成否は、アーティストやイベントの選定で大きく左右されます。自社のターゲット層とアーティストのファン層が重なっているか、企業イメージとアーティストの世界観が合致しているかを慎重に見極める必要があります。

まず、自社のターゲット顧客層を明確にします。年齢、性別、居住地域、ライフスタイル、価値観などの属性を整理し、ペルソナを描きます。次に、候補となるアーティストのファン層データを収集します。公式サイトやSNSの分析、音楽ストリーミングサービスのリスナー属性、過去のライヴ動員数などを参考にします。

ファン層のマッチングに加え、ブランドの親和性も重要です。例えば、環境配慮を重視する企業なら、サステナビリティをテーマにした楽曲を発表しているアーティストとの協賛は自然です。スポーツブランドなら、エネルギッシュなロックやダンスミュージックのアーティストが適しています。

イベントの規模や開催地も選定基準となります。全国区の認知を狙うなら大型フェスティバル、地域密着を目指すなら地方都市でのライヴが適切です。予算に見合った規模のイベントを選ぶことで、投資効率を高められます。

 

グッズのデザイン・数量・生産方針を検討する

アーティストとイベントが決まったら、配布するグッズの具体的な設計に入ります。デザイン、配布数量、生産スケジュールの3つの要素を、協賛目的とKPIに照らして戦略的に決定します。

デザイン設計では、アーティストの世界観と企業ブランドの調和を最優先します。アーティストの既存ビジュアルやツアーコンセプトを理解した上で、企業ロゴやメッセージを自然に溶け込ませます。デザイン案は複数パターン作成し、アーティスト側の承認を得る必要があります。ファンが「欲しい」と思えるデザインであることが、グッズ協賛を成功させる前提条件です。

グッズの種類選定も重要です。実用性が高く日常的に使えるアイテムほど、長期的なブランド露出効果があります。Tシャツ、タオル、トートバッグなどは繰り返し使用される可能性が高く、投資対効果に優れます。一方、ステッカーや缶バッジは単価が安く大量配布に向いていますが、ファンにとっての価値は相対的に低くなります。目的に応じて、適切なアイテムを選びましょう。

配布数量の設定では、全来場者への配布を目指すのか、数量限定で希少性を演出するのかを決めます。認知拡大が目的なら多めに生産し、ブランド価値の向上が目的なら限定数に抑えます。過去の類似イベントでの物販動向や、事前のSNS反応を参考に、適正数量を見極めます。

ほかにも、生産スケジュールは、デザイン確定から納品までには通常1~2ヶ月かかるため、逆算して動き出す必要があります。特に海外生産の場合は、輸送期間や通関手続きも考慮します。万が一の遅延に備え、バッファを持たせたスケジュール管理が、協賛成功の基盤となります。

 

限定グッズの活用で実現する長期的ブランド戦略を始めよう

限定グッズを活用した音楽LIVE協賛は、従来の広告手法とは一線を画す長期的なマーケティング戦略です。会場での一時的な露出にとどまらず、ファンの日常使用やSNSでの拡散、コミュニティ内の口コミという複数の段階を経て、ブランド露出は時間とともに積み重なっていきます。

音楽LIVE協賛の可能性を最大限に引き出すには、専門的な知識と業界とのネットワークが不可欠です。ライエル(LIYYELL)は、全国約90%の音楽ライヴ・フェスへの協賛情報をカバーし、興行主様との調整から施策の企画、効果測定までをワンストップで支援します。

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