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コラム
音楽LIVE協賛でファミリー層に訴求する方法【成功事例あり】
2026/07/30

音楽ライヴ協賛・イベント協賛は、ファミリー層や子育て世代への訴求手段として注目が高まっています。Web広告や店頭施策では届きにくかった家族全員への接点を、体験型の場でどのように作り出せるのか、成功事例や具体的な協賛メニューとともに解説します。
なぜ音楽LIVE協賛はファミリー層へのプロモーションに向いているのか
ファミリー層は保護者と子どもで興味関心や情報の受け取り方が大きく異なるため、単一の広告手法では家族全体にアプローチしきれません。音楽LIVE協賛はこうした家族内の多様性を包み込みながら接点を作れる点で、ほかの広告手法とは一線を画す強みを持っています。
好みの異なる家族内で同じコンテンツ・話題が共有される
家族という単位で見たとき、保護者はSNSや検索を通じて情報を集める一方、子どもはテレビや動画コンテンツ、好きなキャラクターを起点に興味を持つことが多く、情報との接し方は世代ごとに大きく異なります。このため、Web広告のように単一のチャネルに依存したプロモーションでは、家族の中の一部にしか情報が届かず、世帯全体を動かす力に欠けてしまいます。
音楽ライヴの会場は、こうした分散した接触チャネルをひとつの空間に集約できる特徴を持っています。開催期間中は、家族構成員のうちライヴに参加する人を通じ、同じコンテンツや話題に家族全員が集うためです。
広告の家庭内拡散が期待できる
音楽ライヴの会場では来場者の滞在時間が長く、開演前から終演後まで数時間にわたって過ごすケースも珍しくありません。この長い滞在時間の中で、ブースやサンプリングとの接触機会は、短時間で通過されがちなWeb広告と比べて圧倒的に多くなります。
上記のように密度の高いエンゲージメントは、開催中から開催後まで参加者の関心を強く引き、広告拡散のチャンスが大きくなります。拡散先として最も可能性が大きいのは、親や子どもなどといった家族構成員です。
ファミリープロモーションの基本

ファミリー層向けのプロモーションは、家庭内の意思決定構造や関心の対象を踏まえたうえで行いましょう。ここでは、ターゲットの性質を整理したうえで、音楽LIVE協賛の現場でどのように実行に落とし込めるかを見ていきます。
まずはファミリー層の意思決定構造・関心の対象を考える
ファミリー層への訴求を考える際は、まず家庭の中で誰がどのように意思決定に関わっているかを理解することが出発点になります。
まず、家庭内の購買決定権は父母が高い比率を占めるとされていますが、実際の購買行動においては子どもの意見が最終的な決定に影響を与える場面も多く、この二層構造を踏まえた設計が欠かせません。
次に考えたいのは、家族構成員それぞれの関心の対象です。子どものいる夫婦をターゲットにして考えると、それぞれの関心について次のようなことがいえます。
■子ども側の関心
……年齢によって大きく変わりますが、未就学児であればキャラクターや参加型の遊びに惹かれ、小学生から中高生になると推し活の延長として自らグッズや体験を求めるようになります。
■保護者側の関心
……ライヴそのものについては、会場の安全性や、子どもに伝えることで学びにつながる教育的な意義が示されているかどうかが関心の対象です。広告については、教育・住まい・資産形成などといった「自分と家族にとって中長期的に有意義な事柄」が目を引きやすいといえます。
音楽LIVE協賛でファミリープロモーションを実行するための方法
前段で整理した設計の考え方は、音楽LIVE協賛の現場では「開催前」「当日」「開催後」という3つのフェーズに分けて実行に落とし込むことができます。
開催前の段階では、告知の内容そのものが参加の判断材料になります。会場でどのような体験ができるのか、安全面の配慮がどう行われているのかさりげなく伝えておくことで、保護者が「安心して連れて行ける」と判断しやすくなります。
当日は、強い意志決定権を持つ家族構成員(子どものいる夫婦では保護者)の関心を引くフレーズを広告やトークのなかに埋め込みます。広告の前面には、未成年者など「最終的に利益を得る構成員」に向けた訴求を押し出しておくと良いでしょう。
開催後のフェーズでは、当日に生まれた思い出や体験をそのまま終わらせず、次の接点につなげる工夫が求められます。参加特典の案内や次回ライヴへの招待といった形で、単発の体験を継続的な関係につなげていくことができれば、協賛の効果は一度きりのイベントを超えて広がっていきます。
ファミリー層向け音楽LIVE協賛の成功事例3選
ここでは、実際に企業が音楽LIVE協賛を通じてファミリー層・子育て世代へのプロモーションに取り組んだ事例を3つ紹介します。長期継続型から単発のキッズエリア協賛まで、それぞれ異なるアプローチを採っている点に注目してください。
事例1|日清製粉グループ×日本フィル「夏休みコンサート」への長期単独協賛
日清製粉グループは、公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団が毎年夏休み期間に開催する「日本フィル夏休みコンサート」に、1978年から一貫して単独協賛を続けています。2026年開催の第52回では、東京・埼玉・千葉・神奈川の関東9会場で公演が行われ、これまでの累計来場者数は延べ43万人の親子にのぼります。
会場では、オリジナルフォトスポットや小麦・小麦粉に関するクイズコーナーを設置し、クイズに参加した子どもには同社のオリジナルキャラクター「コニャラ」のメモ帳をプレゼントするなど、単なる企業名の露出にとどまらない体験型の接点を作っています。バレエ演出を交えたオーケストラ公演という、子どもも大人も一緒に楽しめるプログラムを舞台に、47年にわたって親子の音楽体験と企業ブランドを結びつけてきた継続的な協賛といえます。
※参考:日清製粉グループニュースリリース
事例2|TSP太陽×ファミリーフェス「nobinobi」への開催サポート協賛
TSP太陽株式会社は、子育て世代を中心にSNSで約180万フォロワーを持つ「つむぱぱ社」が主催するファミリー向け音楽フェス「nobinobi」の開催をサポートしています。神奈川県横須賀市の長井海の手公園ソレイユの丘で開催される同フェスは、「親も子も夢中になれる、みんなが主役の2日間」をテーマに、HYやケロポンズ、水曜日のカンパネラといったアーティストが出演する「のびのびステージ」を中心に構成されています。
「親だからという理由で、楽しむことをあきらめない」というコンセプトのもと、中学生以下の子どもは入場無料、お昼寝スペースや迷子対策、イヤーマフの貸し出しなど子連れ家族に配慮した設計がなされており、企業協賛によってチケット価格を抑える仕組みも整えられています。単に音楽フェスへ露出するだけでなく、開催そのものを支える運営サポートという形で協賛することで、「子育て世代に寄り添う企業」というブランドイメージを直接的に訴求できる点が特徴です。
事例3|サワムラ×「イナズマロック フェス2025」キッズエリア協賛
住宅・総合建設業を手がける株式会社サワムラは、滋賀県出身のアーティスト西川貴教氏が主催する大型野外音楽フェス「イナズマロック フェス2025」において、会場内キッズエリアのメインスポンサーを務めました。同フェスは滋賀県草津市の琵琶湖畔で開催され、入場無料のフリーエリアには音楽ライヴやお笑いステージも用意され、子どもとその家族が安心して楽しめる場づくりが行われています。
同社が協賛を決めた背景には、住宅を手がける総合建設業として、子どもの健やかな成長や家族と過ごす時間を大切にした暮らしを提供したいという企業理念があります。フェス全体のメインステージではなく、家族連れが集まるキッズエリアという特定のエリアに絞って協賛することで、限られた予算でもファミリー層への訴求効果を高めている点が特徴です。
※参考:SAWAMURAニュースリリース
ファミリー層に効果的なライヴ・イベントの協賛メニュー
音楽LIVE協賛にはさまざまな実施メニューがありますが、ファミリー層に向けて効果を出しやすいものにはいくつかの共通した型があります。ここでは代表的な4つのメニューを、設計のポイントとともに紹介します。
サンプリング(試供品配布)
サンプリングは、来場者に商品を実際に手に取ってもらえる、もっとも直接的な接点のひとつです。ファミリー層に向けて実施する場合は、乳幼児向け・子ども向け・保護者向けといった形で年齢層に応じてサンプルの内容を分けることで、それぞれの家族構成員に合った体験を提供できます。
配布の際は、ただ手渡すだけでなくスタッフの一言や商品の使い方に触れたトークを添えたり、パッケージそのものを工夫したりすることで、受け取る体験の質を高めることができます。またサンプルにQRコードを添付しておくと、その場での購入や会員登録、アンケートへの回答といったオンライン導線につなげやすくなります。
体験型ブース出展
体験型ブースは、来場者がその場で何かに参加し、記憶に残る体験を得られる場所として機能します。とくにファミリー層に対しては、
- 年齢層が小中学生までであれば「子どもが喜ぶ」設計
- 年齢層が高校生以上なら「子どもや配偶者に共有できる」設計
上記を意識すると良いでしょう。
ブースの装飾や演出には、ブランドロゴやメッセージを無理なく組み込んだ世界観を反映させると、企業名を押し付けることなく印象づけることができます。また会場は混雑することも多いため、スタッフによる丁寧な接客や誘導があることで、保護者にとっての安心感につながります。待機の時間が発生してしまう場合は、その間に楽しめる簡単なミニコンテンツを用意しておくと、時間の長さをストレスに感じさせずに過ごしてもらえます。
スタンプラリー・親子で共有できるコンテンツ
スタンプラリーは、会場内の複数のブースを周遊してもらう仕掛けとして、ブランドとの接触回数を自然に増やせる手法です。スタンプを集めることで得られる特典や限定グッズを用意しておくと、参加そのものへの意欲も高まります。
親子で、あるいは一定の年齢層の親が主体となって取り組む前提で設計する場合は、難易度や所要時間を家族連れが無理なく完走できる範囲に調整することが大切です。ラリーを達成した証となるフォトスポットを併設しておけば、その場での撮影とSNSへの投稿を促すきっかけにもなります。
音楽LIVE協賛を活用したファミリープロモーションのポイント

これまで紹介した協賛メニューを実際に成果へつなげるためには、事前準備の質が大きく関わってきます。ここではライヴ・イベントの選定から動線設計、効果測定まで、実施にあたって押さえておきたい3つのポイントを解説します。
家族構成員の年齢層に合うライヴ・イベントを選定する
協賛先を選ぶ際にまず確認したいのは、そのアーティストがどのようなファン層を抱えているかという点です。年齢や性別、ライフスタイルといった基本的な属性を事前に調査することで、自社が届けたいターゲット層とファン層がどの程度重なっているかを検証できます。
また、開催時間や時期が家庭のリズムに合っているか、会場の規模が動きやすい広さになっているか、公演のテーマが結婚・出産などといったライフイベントが起きている人に適しているのか確認しておくことで、実際に足を運びやすい環境かどうかを判断できます。
安全面を考慮した動線設計を実施する
ファミリー層を対象にする以上、安全面への配慮は他のどの要素よりも優先されるべき部分です。家族単位での移動がしやすいか、待機できるスペースが確保されているか、授乳室があるかなど、施設面のバリアフリー対応は事前に確認しておく必要があります。
会場が混雑した際の入退場経路や、非常時の避難経路についても把握しておくことが望まれます。あわせて、スタッフによる誘導体制や緊急時の対応フローを整えておけば、実際に混雑やトラブルが発生した場面でも落ち着いて対応できます。屋外イベントの場合は、雨天や悪天候時に備えて、代替の動線や屋内に退避できるスペースをあらかじめ確保しておくことも忘れてはいけません。
音楽LIVE協賛でファミリー層への訴求を成功させよう
音楽LIVE協賛・イベント協賛は、家庭内の意思決定構造や関心の違いを踏まえて設計することで、ファミリー層への訴求において高い効果を発揮します。保護者と子どもそれぞれの関心を意識したメニュー選びと、開催前・当日・開催後という時間軸での接点づくりが、単発の露出を継続的な関係につなげる鍵になります。
とはいえ、こうした体験設計や動線への配慮、効果測定のしくみづくりを自社だけで一から組み立てるのは容易ではありません。自社の課題や目標に沿った協賛は、音楽LIVE協賛を支援するライエル(LIYYELL)にご相談下さい。
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